Mastodon に絵文字リアクションのサポートを追加した

発端

Mastodon のサーバーを運用しつつ、Fediverse の世界を楽しんでいるわけですが、Misskey の絵文字リアクションという隣の芝が青く見えてきました。そこでこんな投稿をしました。

Post by @su@fedi.fullstuck.net
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2 番目の投稿に返事があり、kmyblue を教えていただきました。

Mastodon による絵文字リアクションの実装と言えば Fedibird が有名で、こちらしか知らなかったのですが、Fedibird は Mastodon ver.3 ベースであり、現行の ver.4 に移植するのはかなりきつそうでした。

その点、kmyblue は ver.4 ベースですので多少は楽できるかもと思い、Mastodon v4.4.7 に kmyblue の絵文字リアクション関係のコードを移植する方針で作業を開始しました。

方法

方法は至って単純です。

  1. Mastodon を fork する。
  2. fork した Mastodon を clone し、v4.4.7 に switch。
  3. kmyblue を clone する。
  4. WinMerge で両者を比較。
  5. kmyblue で grep emoji して該当するソースを検索。
  6. 前項で見つけたソースを WinMerge で差分を見て、関係ありそうなところを移植。
  7. kmyblue にしかないファイルについては、ファイル名に emoji が含まれてればそのままコピー。
  8. 一通り移植したら、bundle exec rails assets:precompile が通るか確認。
  9. bin/dev を実行してデバッグ。連合しなくてもわかるバグを取る。
  10. 連合しないとわからないバグを取るため AWS にデプロイ。
  11. AWS 環境でデバッグ。

という感じです。だいたい一週間でエラー無く動くようになりました。

動作

Mastodon から Misskey にリアクションを送る

  1. Misskey に投稿します。
  2. Mastodon に Misskey アカウントの投稿が流れてきます。リアクションします。
  3. リアクションしました。
  4. Misskey にリアクションが表示され、通知が来ます。

Misskey から Mastodon にリアクションを送る

  1. Mastodon に投稿します。
  2. Misskey に Mastodon アカウントの投稿が流れてきます。リアクションします。
  3. リアクションすると、MMastodon にリアクションが表示されます。
  4. Mastodon に通知が来ます。

ついでにやったこと

横長絵文字のサポート

kmyblue からの移植です。絵文字はマウスカーソルを hover すると 2 倍に大きくするようにしました。

カスタム:
オリジナル:

絵文字ピッカーを大きくする

オリジナルは 8 列ですが、これを 5 列にして絵文字を 40px にしました。

カスタム:
オリジナル:

ソースコード

ここにあります。Mastodon のリリースに合わせて rebase していく予定です。

2025-09-14 奥多摩湖~大菩薩ライン~甲府盆地ドライブ

9/14 に奥多摩湖→大菩薩ライン→甲府盆地→中央道で一周してきました。出発は朝の 4 時。こんな時間から借りられるのもカーシェアの良さです。この日はブルーのアクアがお供です。

首都高から中央道に入り、八王子 IC で降りて、まずは奥多摩駅を目指します。途中トイレ休憩で寄ったコンビニで夜が明けました。

奥多摩駅は小さいながらも風格がある駅です。2 階は喫茶店になっているそうです。

この後は奥多摩湖を目指します。途中こんな橋の遺構を見つけました。奥多摩駅から小河内ダムの建設現場までを結んでいた貨物線の跡です。

奥多摩湖に着きました。小河内ダムによるせき止めでできた湖です。まだ朝の 6 時ですがぼちぼち人がいます。

ダムから見下ろすと結構迫力があります。

この日の貯水率は 65.8% でした。ダムを渡ったりして一通り見物したあと、青梅街道から大菩薩ラインへドライブを開始します。奥多摩湖の入り組んだ地形をたどりつつ、岬になっている部分はトンネルで抜けるというルートです。トンネルは直線ですが明りの部分はうねうねとカーブが続きます。山梨県丹波山村に入ると謎の石塔がお出迎えです。Google Map には「二十三夜塔」とあります。

ここからはトンネルは減りカーブが続く道となります。柳沢峠を抜けると急勾配で下っていきます、途中 2 段のループがあり、ループとループの間に展望スペースがあります。ここからは富士山が良く見えました。

標高も 1400m ほどありますので、自宅の近所で買ったパンの袋がパンパンになっていました。

この展望スペースは旧道の上にあるようです。

ループがあることを示す看板もあります。

ここからはひたすら下って、勝沼ぶどう郷駅を目指します。途中展望スペースがあったので寄り道します。甲府盆地の塩山市街を一望できます。

勝沼ぶどう郷駅には EF64 と旧駅の遺構が残されていました。

ここから国道 20 号を通って初狩駅を目指します。

初狩駅はスイッチバックの遺構が残っており、東京と山梨を結ぶのに急勾配で乗り越えていた時代のものです。今ではトンネルで山を突き抜けていますが、トンネルもろくに掘れなかった時代は山にへばりついて急勾配と急カーブで乗り越えていました。

というわけで、見たかったものは見れましたので、大月のガストで昼食を食べて帰路につきます。

この時点で 13時。連休の中日と言うのもあったのかもしれませんが、中央道は渋滞しておらずすいすい行けました。日の出前に出発して誰よりも早く帰ると気分がいいものです。

今回のルートです。

小幌駅に7時間滞在してきました

秘境駅 No.1 の小幌駅に行ってきました。せっかくなのでたっぷり堪能したいと思い、7時間コースで行ってきました。

小幌駅へ

東室蘭 7:27 発の長万部行きに乗ります。小幌駅まではおよそ 1 時間。この時点でだいぶ暑いです。北海道は涼しいんじゃなかったのかよ。

8:34 に小幌駅に着きました。降りたのは私一人。

行ってしまいました。

風の音しかしません。数百メートル離れたところに道路が有るので、たまにそこを走る車の音がかすかにします。
上り列車の時刻表です。次の列車は 6 時間半後です。

下り列車の時刻表です。始発列車は 7 時間後です。この始発列車に乗って帰る予定です。

上りは4本止まりますが、下りは2本しか止まりません。よくわからない偏ったダイヤです。駅の様子を見て回ります。
トンネルからはうっすら涼しい空気が流れてきます。

踏切遮断器の根本に円形の覆いが付いているのはこのあたりの踏切の特徴です。

釣り目的で来る人も多いのか、駅名標には小さい魚は放せとの注意書きが。

駅はトンネルの間の 80m の明り区間にあります。小幌駅は単線区間の行き違いを行うための信号場として設置されました。複線化と同時に仮乗降場になり、JR 化と共に正式な駅になりました。仮乗降場になったのは周辺に集落があったからのようです。
駅ノートと周辺案内があります。

トイレもあります。待合室はありません。

あとは保線区の詰所と電気所の機器室があります。

岩屋観音

小幌駅から少し歩いたところに岩屋観音というものがあるとのことですので行ってみました。駅から少し歩くと森の中に入り丁字路があります。左に行きます。

いきなりこれです。ちゃんと水平で撮っています。急斜面の上り坂が現れ緊張感が出てきます。

そして倒木。

倒木は 2 本だけでしたが坂道はきつく、3分くらい坂道を登っては休むを繰り返します。暑いので余計に疲れます。また、ヒグマもいそうなので「もりのくまさん」を歌ったりしましたが、意義切れするので 1 番しか歌えませんでした。終盤は滑りやすい急斜面が続きます。ロープが垂れ下がっているのでこれにつかまって降ります。沢に到達したらもう少しで到着です。断崖に囲まれた浜に出ました。

海岸に設置された船着き場が目を引きます。

右手に岩屋観音があります。洞窟の中にある神社です。「観音」なのに神社 ?

洞窟の中には仏像があります。これらは円空上人が彫ったとされる仏像(のレプリカ)だそうです。

石仏もあります。

近くには庫裡があります。こちらは「巌屋」表記です。奥にはトイレもあります。

庫裡の近くにベンチがあるのでしばし休憩します。虫だらけなので深くは腰かけません。毛虫も落ちてきました。遠くに見えるのは長万部でしょうか。

岩屋観音までのルートはこんな感じです。地図の道とはだいぶ違います。

小幌駅に戻る

11:00 に小幌駅に戻ります。岩屋観音の浜にそそぐ沢に橋がかかっており、そこを渡るのですが渡らずにそのまま沢を上りかけてしまいました。危うく遭難するところでした。違和感に気づいてリカバリーできました。山道をそのままさかのぼって小幌駅に着きました。30 分くらいでした。

帰りの列車まで 3 時間。特急列車は 1 時間おきに来ますので流し撮りをしてみます。列車が来る前にトンネル内の作業員用の警報音が鳴り、駅の構内踏切の音声アナウンスが鳴ります。この音が聞こえるまでは保線区の詰所の屋根の日陰で待ちます。

貨物列車も来ました。

そういえば、「文太郎浜」の方には行ってませんでした。疲れてましたがせっかく来たので行ってみます。

文太郎浜

文太郎浜へのルートにも急坂がありますが、岩屋観音への道よりはハードではないです。

小幌駅周辺に海水浴場があったそうですがこの辺だったのでしょうか ?

ゴロゴロした石に波が引くとしゅわしゅわと音がして心地いいです。特に見ものもないので小幌駅に帰ります。

小幌駅ふたたび

小幌駅に戻って特急列車の流し撮りをしながら時間をつぶします。それにしても暑い…

そして 15:06 の上り列車がやってきました。3 人降りてきました。平日なのでこんなものでしょう。

帰還

いよいよ帰りの列車が来る時間になりました。トンネルから霧が噴出してきて、列車が出てきました。

7 時間かけてたっぷり小幌駅を堪能してきました。もう二度とやることはないでしょう。